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12年ぶりの安値を記録 1ドル=3.34レアル

 地元メディアによると、ブラジル経済と政治への先行き不安から24日の外国為替市場でレアルが下落、12年ぶりに1ドル=3.34レアルの安値をつけました。市場関係者は、22日にジョアキン・レビ財務相とネルソン・バルボザ予算・企画管理相が発表したブラジル政府の歳出削減目標の引き下げが影響を及ぼしたとみています。
 政府は今年の基礎的収支の黒字目標を国内総生産(GDP)比1.1%の663億レアルから同0.15%の87億レアルに引き下げると発表し、国が177億レアルまでの赤字を負担する方針も示唆しています。
 2008年にブラジルの格付けが上がり大規模投資が行われるようになりましたが、債務増加の懸念で投資適格の格付けを失う可能性もあると投資家の懸念が高まり、レアル安に繋がったようです。ブラジル中央銀行は米ドルの上昇を抑えることができず、今年8月で期限が切れる為替スワップ契約を延長しています。
 レアル安の影響はブラジルの証券取引所にも及び、国内の主要株式指数であるサンパウロ平均株価指数は、24日時点で1.91%減の48856ポイントに下落、48848ポイントだった今年3月16日以来の安値になっています。