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公立校教師の41%が副業

 地元メディアによると、国立教育研究院のアンケート調査で初等教育5〜7年生を教える公立校の教師の41%が、収入を補うために副業をしている実態が明らかになりました。この中の10%は教育分野以外で副業をしています。
 ピアウイ州テレジナ市の小学校で歴史を教えるカシウス・ラジェスさん(38)は授業の休み時間中に衣服や靴を販売し、「副業をしていない教師のほうが少ない」と話しています。ラジェスさんは衣服や靴のほかケーキの販売も始めています。
 ブラジル全体で初等教育の教師数は140万人です。アンケートは22万5000人の教師を対象に行われました。州別で見ると、副業をする教師の割合はリオ・グランデ・ド・ノルテ州(55%)とロライマ州(54%)が高く、逆にトカンチンス州(22.6%)と連邦直轄区(12.7%)が低くなっています。サンパウロ州は全国平均と同じ41%でした。
 非政府組織「トドス・ペラ・エドゥカソン」コーディネーターのアレジャンドラ・ベラスコ氏は、副業をしている教師らの質の低下を懸念します。これに対し、ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテ市の体育教師クリスチャン・ソウザさん(35)は、「教師としての評価をきちんと受けていれば、授業だけに時間を割け、授業の質も向上する」と語ります。評価されていないから給料が安く副業に精を出さざるをえないというわけで、ソウザさんは副業に社交ダンスの講師やパーソナル・トレーナーをしています。教師の収入は半日勤務のため2200レアルですが、副業も合わせると5100レアル(約20万円)になるそうです。