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米伯首脳会談で両国の関係改善

 地元での報道によると、米国を訪問中のジルマ大統領(労働者党=PT)は30日、ホワイトハウスオバマ大統領と会談しました。ブラジル外務省は今回の米訪問を両国間の対話の再開としており、2年ほど前、ブラジルへのスパイ行為が明らかになり予定されていた公式訪問をキャンセルした件の修復が行われたと見られます。この他会談ではブラジルへの投資誘致や対米牛肉輸出のほか、森林伐採規制やビザ手続きの簡易化などについて話し合われました。
 同外務省によると、今回訪問の主な目的はブラジル政府が発表した「物流投資プラン」に対する米国の投資誘致としています。空港、港湾、高速道路、鉄道などのインフラ整備の民間委託事業を中心とする同プランは1984億レアルの投資を予定しており、ジルマ大統領は「ブラジルには物流システムに対する潜在需要がある。これを具体化するためには民間投資が必要」と強調しました。
 記者会見でジルマ大統領は、米国では牛生肉輸入が昨年から大幅に増加していることを指摘、ブラジルの対米牛肉輸出が始まれば両国の貿易向上の追い風になると語りました。ブラジルにとり米国への輸出開始は、米国の決定に準ずる政策を採用している日本、台湾、韓国の東アジア諸国がブラジル産牛肉輸入への関心を高めることにもつながると期待を覗かせました。