地元メディアが、サンパウロ市を流れるチエテ川に捨てられたペットボトルを泳いで回収する犬が話題になっている、と報じています。TVのグローボ局クルーが観測したところ、川に飛び込んではペットボトルを口にくわえて川岸へ戻ってくる動作を繰り返し、20分間で25本回収しました。
この清掃犬は、黒い雑種の中型犬。名前を「サブリナ」といいます。２年前からサンパウロ州水資源・エネルギー局の清掃員たちと社員寮で寝食を共にしています。清掃員らの作業の様子を見ているうちに遊び感覚でペットボトルを拾って来るようになったそうです。「サブリナと一緒だと仕事がずっと楽しくなる」「すごく利口な犬だよ」と清掃員らは口々に語っています。
ある獣医は「レプトスピラ症をはじめさまざまな感染症の恐れがある」と心配していますが、飼育している清掃員によると、必要な予防接種は行ったそうです。
