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マクドナルドが14%減収

 地元メディアによると、ブラジルを含むラテンアメリカ諸国で米ファストフードチェーン「マクドナルド」を展開するアルゼンチン企業、アルコス・ドラードス社が12日、2015年第1四半期(1〜3月)のブラジルにおける売上高が対前年同時期比で14.6%落ち込み、3億6590万ドルと発表しました。
 同社が運営する全店舗の41%を占めるブラジル部門(店舗数867店)の売上高は、同社売り上げの47.2%を占めています。同時期のドルに対するレアルの下落を考えないと、ブラジルの売上高は前年同期比3%増になります。利払い・税金・償却前利益は4020万ドルと前年同時期を11.7%下回りますが、レアル下落を考慮しないと同5.4%増です。「McFritas Mega」(メガポテト)と「Triplo Bacon」(トリプルベーコンバーガー)の目玉商品が業績好調に貢献したようです。
 アルコス・ドラードス社のラテンアメリカ全体における15年第1四半期の同社の売上高は7億7510万ドル。14年同時期比で15.3%落ち込みました。ベネズエラを除く各国通貨の為替変動を修正すると同6.8%増です。
 ラテンアメリカで同社は、ハンバーガーショップ2111店舗、ソフトクリーム類のみを扱うデザートセンター2526店舗、コーヒーショップの「マック・カフェ」335店舗を運営しています。