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新卒医師像は裕福で若い白人女性

 フォーリャ・デ・サンパウロ紙が、サンパウロ市で11〜12日に開催した第2回ブラジル医療フォーラムの中で「典型的なサンパウロ州の新卒医師像」を紹介しました。医師像として同紙は、幼稚園から高校まで私立校で学んだ後に2年以上予備校に通い大学医学部に合格、10最低賃金以上の収入と大卒資格を持つ両親の家に住む若い白人女性医師、としています。サンパウロ州地方医学審議会の医師資格試験の受験票に記されたデータを分析した結果得られたものです。
 これまで医学部に入るのは一握りのエリート家庭の出身者といわれてきましたが、これが事実として裏付けられた格好です。国民の60%が1最低賃金以下の収入しか得られない中で、10最低賃金以上の収入は国民全体の3%しかいない富裕層にだけ許された特権ともいえます。
 同医学審議会のブラウリオ・ルナ・フィーリョ会長は「彼ら新卒医師たちに貧困層の患者を診察したいという考えはない。高収入を得ることこそが彼らの目標だ」と語っています。