中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

サムスン工場の窃盗犯を逮捕

 地元メディアによると、サンパウロ州カンピーナス市内のサムスン(Samsung)工場で昨年7起きた大規模窃盗事件(被害総額は約2000万レアル)で、犯人のリーダーだった男がソロカバ市内で5日逮捕されました。逮捕されたのはアルビアゼル・デ・リマ(38、通称ビア)。トラック7台でタブレット端末や携帯電話、ノートパソコンなど4万点をサムスン工場から盗み、逃走していました。ビアは約40人で構成される犯罪組織のリーダーで、同犯罪組織はサンパウロ州内の窃盗犯組織で最大でした。
 犯罪捜査課(Deic)によると、サムスン工場内の監視カメラには、メンバーと共に現場で動くビアも映っていました。ビアは2001年にグアルジャー市での銀行強盗で逮捕されていますが、刑務所から脱獄して逃亡生活を送っていました。今月2日には、ロウベイラ市のマガジン・ルイーザ物流センターを約15人の武装メンバーを率いて襲撃しています。
 ビアが逮捕されたソロカバ市内の住宅からはライフルやピストル、弾薬、戦闘服、携帯電話18台、車両2台が押収されています。この他サムスンの工場で奪ったと見られるノートパソコン2台とタブレット端末1台も押収されました。