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デング熱の感染者、サンパウロ州でワースト記録

 デング熱ウイルスが猛威をふるうサンパウロ市の状況については先日もお伝えしましたが、流行は沈静化の兆しが見えていません。地元メディアによると、サンパウロ州におけるデング熱ウイルスの感染者数が、この4月で22万2044人に達しています。同州政府が1986年に登録を開始して以来のワースト記録です。
 感染者の割合も人口10万人当たり300人を上回っており、公衆衛生学的に見ればサンパウロ州は、デング熱の大流行地域に入りました。感染者が受ける経済的影響も無視できなく、休業が直接に収入減につながる自営業者はため息を漏らしてばかりです。
 サンパウロ州感染症監視センターは、州内645都市でデング熱患者が確認されたと発表しています。死者数は少なくとも125人に達しており、これまでのワースト記録だった2010年の141人に近づいています。
 バウルー市、マリリア市、ボツカツ市、アラサツーバ市、ベベドウロ市など州北西部では流行が減速しつつありますが、バイシャーダ・サンチスタ地域と大サンパウロ都市圏、カンピーナス地域での流行は依然として収まる気配が見られません。
 サンパウロ市に住む日系人は「蚊取り線香を盛大に焚き、せっせと虫除け薬を塗るぐらいしか対策がない」と語り、お手上げの状態です。