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2輪生産・販売好調

 地元メディアによるとブラジル2輪自工会は、4輪車の生産縮小とは逆に2輪車生産は3月に前月比で14.9%、前年同月比で1.6%拡大し12万7301台だったと発表しました。第1四半期(1〜3月)の累計では36万167台と前年同時期に比べて12.6%減少としています。
 卸売台数は、3月単月は前月比20.6%増、前年同月比3%増の13万962台。1〜3月累計では前年同期比6.9%減の34万3804台でした。小売台数(登録ベース)は、3月は前月比32.7%増、前年同月比11%増の12万4507台。第1四半期累計は14年同時期を10.5%下回る32万6920台になっています。
 生産と販売台数は拡大していますが、輸出台数は前月比32.3%減、前年同月比80.6%減の1686台と大きく落ち込んでいます。アルゼンチン市場の不振並びに輸出入に関する新たな協定の不透明さが影響したものと見られています。1〜3月累計の輸出台数は前年同期比76.1%減の6351台になっています。
 2輪自工会は今年1月に15年通年の生産台数見通しを前年並みと予想していましたが、3月までの結果を受けて前年比6.8%減に修正しました。販売についても同様に見直しを行い、卸売については当初見込みの前年比2%増から4.9%減に、小売は同2.8%増から4.5%減にそれぞれ下方修正しました。