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デング熱対策で遺伝子組換のネッタイシマカを放出

 地元メディアによると、デング熱ウイルスが流行中のサンパウロ州では年明け以降6週間だけでデング熱患者数が5万1849件、死者数も17人出ています。その対策の一つとして同州ピラシカーバ市では、遺伝子組換の蚊を放つことでデング熱を食い止める計画を進めています。
 今年に入り88人のデング熱患者を出しているピラシカーバ市は、英国のバイオテクノロジー企業オキシテック社と提携し、デング熱を媒介するネッタイシマカの遺伝子組換の雄を自然界に放出することで、ネッタイシマカを減少させる計画を進めています。この方法でネッタイシマカが減少するのは、自然界に放たれた遺伝子組換の雄が雌と交配、生まれた幼虫は成虫になる前に死亡するためです。バイア州での実験では90%以上の減少が確認されています。
 この試験は国家サニタリー監督庁の許可が下りていないため、当面はオキシテック社が費用を負担して試験を行います。試験は4月中に開始され、10カ月間で2000万〜4000万匹の遺伝子組換の雄が放出される予定です。