ブラジル日本語センター(板垣勝秀理事長)は昨年12月、日本語能力試験(JLPT)をブラジル国内8会場(サンパウロ、ロンドリーナ、ベレン、リオ、ポルト・アレグレ、ブラジリア、サルバドール、マナウス)で実施、合計3134人が受験しました。昨年に比べ17人増加しました。ここ数年、受験者が100人単位で減少していただけに、同センターの丹羽義和事務局長は「明るいニュースで大変うれしくありがたい。これをきっかけに活性化していければ」と語っています。
日本語能力試験は国際交流基金が主催し、ブラジルでは日本語センターが協力して1984年から実施しています。第1回目は、出稼ぎブームの影響もあり8000人が受験しましたが、最近は日系人の日本語離れが激しく、受験者数が年々減少していました。今回、わずかながら受験者が増加、関係者を喜ばせています。
会場別にみると、ポルト・アレグレ(111=20人増)、マナウス(109=15人増)、リオ(328=8人増)、ブラジリア(166=3人増)、サルバドール(55=同人数)、サンパウロ(2020=4人減)、ロンドリーナ(254=12人減)、ベレン(91=13人減)でした。