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整形手術の後遺症でモデルが重体

 地元メディアによると、テレビ番組の司会者やモデルとして活躍するアンドレッサ・ウラハさん(27)が左太ももの痛みを訴え、1日からリオ・グランデ・ド・スル州ポルト・アレグレ市内の病院に入院している。5年前に太ももを豊かにするために受けた整形手術が原因で感染症を起こしたもの。アンドレッサさんは2012年の美尻コンテスト「ミス・ブンブン」の準優勝者で、サッカー選手のクリスティアーノ・ロナウドレアル・マドリード)との熱愛報道で一躍有名となり、最近はテレビ番組の司会者として活動していた。
 5年前に太ももにハイドロジェル「アクアリフト」を400ミリ注入したが、今年7月になって拒否反応が起きたため脂肪吸引手術を受けた。その後も体調不良が続き、11月末に再び手術を受けたが容体が悪化して入院、先日3度目の手術を受けている。
 ブラジル整形外科協会の整形外科医カルロス・コマツ氏は、「ハイドロジェルを体内に入れると体が異物の侵入と認識し、その周りにバクテリアの層を形成して感染症を引き起こすリスクが高まる」と話している。起きてしまった炎症を治すには身体に注入した物質を取り除くしかないが、一度体に入れたハイドロジェルは体内組織に溶け込んでしまうため、完全に取り除くことは不可能だといわれる。