地元での報道によると、.サンパウロ州サンタ・クルス・ド・リオ・パルド市で11日夜、国道警察がコカイン水溶液を染み込ませた80キロ分の衣服を押収、衣服を運んでいたペルー人男性を逮捕しました。男性は大量の服を詰めたスーツケース5個を持って観光バスに乗車。服はすべて新品だったにもかかわらずメーカー名が特定できず、ペルーの男性は領収書も持っていませんでした。これを不審に思った警察官が数枚の服に試験液を垂らしたところ、コカインに反応して青い染みが浮かび上がりました。衣服には、洗濯のりを服に染み込ませるのと同じ方法でコカインを染み込ませていたのです。
調べでこの男は、ボリビアからサンパウロ市にコカインを運ぶ役目を引き受けていたことが判明、マリリア市の連邦警察署に国際麻薬取引罪により現行犯逮捕されました。前日の10日にも、同州マラカイ市内のラポーゾ・タバレス街道で国道警察がバスを止めて乗客のボリビア人男性が持っていた4個のスーツケースを開けたところ、中に詰められた服から白い粉が吹き出していました。この物質はコカインで、ボリビア人男性も逮捕されています。