ハイブリッド車で人気の「プリウス」がブラジル国内で生産されることになるようです。ブラジルのメディアが報じるところでは、ABCパウリスタ地区金属労組の代表、ラファエル・マルケス氏の話として、プリウスは2016年から、現在「カローラ」と「エティオス」を生産しているトヨタのサンベルナルド・ド・カンポ(サンパウロ州)工場で生産されるようになるとしています。
同メディアはこの件に関しトヨタの確認は取れていないと断った上で、当初は日本から輸入した部品を組み立てるだけのノックダウン生産から始め、その後生産数の増大に伴って様々な部品が国産化されるもようです。
ブラジルでプリウスは2013年1月から輸入・販売され、これまでに386台が販売されています。販売価格が1台12万800レアル(約540万円)と高額なことが販売低迷の一因と見られています。
ブラジル政府は近く、プリウスに対する輸入税率を現行の35%から4%に引き下げるため、価格は今後低下すると見られています。