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マリーナ氏とネべス氏の2,3位連合が成立

 地元メディアによると、大統領選の決選投票まで2週間となった12日、ブラジル社会党から出馬し1次投票で落選したマリーナ・シルバ元環境相(レデ党=Rede)が、ジルマ大統領(労働者党=PT)との決選投票にもつれ込んだアエシオ・ネべス元ミナス・ジェライス州知事(ブラジル社会民主党=PSDB)への支持を正式に表明しました。飛行機事故で死亡したエドアルド・カンポス元大統領候補(PSB)の未亡人レナタ・カンポス氏もネべス氏への支持を表明しています。
 マリーナ氏の支持表明を前にレデ党員らはネべス氏の支持を表明しており、マリーナ氏に加えカンポス一家も支持を表明、事実上の2,3位連合が成立しました。これでネべス氏への追い風が強くなってきました。逆にジルマ陣営は汚職疑惑の対応に追われ風当たりが強まっており、ネベス氏が一段と有利な情勢になってきています。
 2002年にルーラ前大統領(PT)を選出した選挙以来、06年と10年の大統領選でもPTの候補者が最後の追い上げでPSDBの候補者を破って当選しました。今回は、逆の流れになっているようです。

鍵握る北東ブラジルの支持

 カンポス一家の支持表明は、ネべス氏の当選に必要不可欠とされるブラジル北東部、特にカンポス氏の基盤だったペルナンブコ州での得票数を飛躍的に 押し上げる可能性が出てきました。PT幹部によると、「未亡人レナタ氏の支持表明はマリーナ候補の支持表明よりもインパクトが強く、決選投票に向けて 大きな影響を及ぼす可能性がある」と懸念しています。
 ジルマ政権の官僚は「ジルマ政権による汚職疑惑で連邦警察が行っている特別捜査『ラバ・ジャット』で新証言が相次いでいる上、フェルナンド・ピメンテル前開発・工業・貿易相(PT)の汚職疑惑も浮上しており、PT が受ける打撃は非常に大きい」と述べています。

汚職が現政権を直撃

 5日の総選挙で52.98%の得票率を得て他の6候補を大きく引き離して初のPT党候補としてミナス・ジェライス州知事に当選した経済学者のフェルナンド・ピメンテル氏(63)は、州知事選への出馬のためジルマ政権の開発・工業・貿易相を2月に辞任していました。7日夜、連邦警察がミナス州ベロ・オリゾンテ市を出てブラジリアに到着したジェット機に乗っていた3人のうち、ピメンテル氏の選挙キャンペーンに協 力した男性2人が所持していた合計11万6000レアル(約510万円)の現金の出所に関する取り調べを開始し、8日にはこの3人を事情聴取のために連行しました。
 ジルマ氏と同じPT党所属知事側近の連行で、事件の進展具合では選挙に大きな影響を与えそうです。