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サンパウロ州で相次ぐ性犯罪

 地元メディアによると、サンパウロ州の内陸部で少女を狙った性犯罪が相次いでいます。イツー市では襲われた少女がが死亡する事件まで起きました。
 イツー市で少女死亡事件が起きたのは9月11日のこと。自宅で昼寝していた6歳の少女が家に間借りしている23歳の男に服を脱がされ暴行されそうになり叫んだため首を絞められ、搬送先の病院で死亡しました。同市ではその他、市が運営する子供パソコン教室で、10歳の少女が性的暴行を加えられる事件が起きています。襲ったのは講師を務めているイバン・サントス容疑者(27)で、容疑者は少女に機材の運搬を頼み、搬入先のパソコン教室内で暴行したものです。少女の母親が警察に通報して表面化しましたが、サントス容疑者は取り調べに対して黙秘を続けています。母親は「(容疑者は)礼儀正しい好青年に見えたのに。娘の心理状態が心配だ」と話しています。
 イツペバ市では、福音派教会で児童に演劇を指導していた35歳男性が13歳少女と性的関係を持っていた容疑で、1日に逮捕されていたことが分かりました。「妻と別れて君と一緒になる」と言って少女に恋愛感情を抱かせた上で性的関係に同意させた疑いが持たれています。未成年者との性的関係は違法であるため、警察は容疑者の身柄を拘束し、他の生徒への余罪を追及しています。