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マリーナ氏が現職ジルマ氏を追い抜く勢い

地元メディアによると、ブラジル世論調査統計機関が10月の大統領選挙の世論調査を行い、26日に発表しました。調査では、決戦投票でジルマ氏とマリーナ氏が一騎打ちの場合、マリーナ氏が新大統領に選ばれる可能性が高まっています。
 現在の支持率は、再選を目指すジルマ現大統領(労働者党=PT)が34%、ブラジル社会党(PSB)から出馬予定のマリーナ・シルバ候補(レデ党=Rede)が29%、アエシオ・ネベス候補ブラジル社会民主党=PSDB)が19%になっています。
 今回の調査はマリーナ氏がPSBから出馬することを宣言して以降初めての調査で、全国175都市の有権者2506人を対象に23〜25日の3日間にわたって実施されたものです。
 決選投票にもつれ込んだ場合、ジルマ氏には36%、マリーナ氏には45%が投票すると回答しています。統計上の誤差範囲2%を考慮しても、マリーナ氏の得票数がジルマ氏を上回る確率が95%と「ジルマ危うし」の結果になっています。
 ペルナンブコ州サンパウロ州で1512人の有権者を対象に地域別調査も実施されました。それによるとペルナンブコ州ではジルマ氏37%、マリーナ氏41%、サンパウロ州ではジルマ氏23%、マリーナ氏35%の支持率で、マリーナ氏がリードし始めています。