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50万人が押し寄せた浅草サンバカーニバル

 日本最大のサンバカーニバルにまで成長した「浅草サンバカーニバル」(丸山眞司実行委員長、サンパウロ新聞社など後援)が23日、東京・浅草で行われました。33回目を迎える今年は、開始直前から雨が降ったにもかかわらず、約50万人(主催者発表)の観客が訪れました。外国から観光客の多い浅草という土地柄、来場者には外人観光客の姿も多く見られました。
 今年は、「あっぱれニッポン!〜今日はハレの日〜」をテーマに踊った「G.R.E.S Uniao Dos Amadores」が優勝しました。昨年の優勝に引き続き、2連覇です。同チームは、都内にある大学のラテン系サークルが集まって結成されたチームで、同カーニバルには第1回から出場しています。
 審査員を務めたブラジル音楽ライターの木村ケペルさん(60、東京)は、「忠実に再現しようと努力するのが日本人。33年の努力を重ねて、浅草のレベルは大分上がった。今後は日本語で歌うチームがもっと増えるなど、浅草サンバとしてのオリジナリティーや日本らしさも追求してほしい」と審査をした感想を話していました。
 写真=サンバダンサーに興奮する来場者ら(サンパウロ新聞)