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サンパウロ市でもアプリで配車サービス開始

 地元メディアによると、サンパウロ市でも6月26日から携帯アプリを使ったハイヤーによる配車サービス「Uber(ウーバー)」が始まりました。このサービスは現在はテスト段階のため、配車台数が限られています。料金は5レアルで、それ以外に乗車時間1分につき0・40レアル、移動距離1キロにつき2・42レアルが加算され、利用可能な最低料金は10レアルとなっている。サービスを行う自動車は黒塗りの高級セダンです。
 アプリを開発、運用しているウーバー・テクノロジー社のブログによると、英国のヘンリー王子がブラジルを訪問期間中に在サンパウロ英国領事館で主催したパーティーに出席するために、ブラジル人モデルのアレサンドラ・アンブロジオも同サービスを使用したそうです。
 ただこのサービスには反対の声も強く、英国ロンドンではタクシー運転手らがウーバーの運転手に対して抗議運動を起こしているほか、フランスのパリでもタクシー会社に損害が及ぶことを懸念し当局が同サービスの運営を規制、ブラジルでも、同サービスに対する抗議が行われています。