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驚きあきれる珍事が続出

 日本のW杯は終わり、日本選手一行はすでにサンパウロから帰国しました。まだまだ日本のサッカーは世界に通用するレベルではないようです。しかし、ブラジルのW杯はこれからが本番で、国内の雰囲気もようやく盛り上がってきています。

デモする人もやっぱりブラジル人

 ブラジリアでブラジル戦が行われたとき、数百人がW杯反対のデモ行進をしました。ところがブラジル戦が始まると同時に近くのバールで観戦し、ブラジルに大声援を送っていたそうです。地元紙が笑い話として紹介していました。 

稼ぎに稼ぐ娼婦たち

 地元メディアによると、娼婦のデリバリーをしているサンパウロ市内の高級ボアッチェ(クラブ)の娼婦の値段が、1時間のショートで900ドルから1,000ドルに値上がりしているそうです。英語、日本語などができる女性に人気があるそうで、客筋はFIFAの招待客だといいます。
 1人の女性が1日に相手するのは4人程度といいますから、4000ドルもの稼ぎになります。1時間たつと携帯電話が鳴り、それ以降は超過料金が取られます。

レストラン繁盛、駐車料金急上昇

 人が大勢押し掛ける駐車場は通常20レアル程度の料金が70レアルに跳ね上がり、路上駐車でも50レアル取られます。各レストランは満員の盛況で、日本×ギリシャ戦の時の日系のレストランはどこも超満員でした。これからブラジルが勝ち進めばさらに物価の高騰が続きそうです。

乞食同然のW杯戦観客

 経済破綻しているアルゼンチンからも数万人がW杯観戦に訪れています。ブラジルの物価が高いので自動車でブラジルに入り、車の中で寝泊まり、レストランが高くて入れず食事は自炊、道端で食事するありさまです。このままブラジル、アルゼンチンが勝ち進み、両国が優勝を争うことになれば、勝敗をめぐり戦争にもなりかねない雰囲気になっています。