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JCBカード ブラジルで南米初の発行へ

 日本のクレジットカード会社で唯一の国際カードブランド運営主体である(株)ジェーシービー(JCB、本社・東京)はこのほど、コロンビアの大手アクワイアラー(加盟店契約会社)「Redeban Multicolor」と加盟店業務についての提携を行いました。1997年から同カードが使用されていうブラジルではカイシャ・エコノミカ・フェデラル(連邦貯蓄銀行)との提携により、今年中に南米初となるJCBカードの発行も予定されています。同カード加盟店・観光情報、ホテル、レストラン、オプショナルツアー、各種チケット予約などやカードの紛失・盗難時の緊急サポートについては「JCBプラザ・サンパウロ」で対応しています。
 南米ではブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、ペルーに続いてコロンビアは5番目の提携となり、これで南米4カ国200万店舗でのJCBカード使用が可能になります。コロンビアでは来年1月から順次、同カードの取り扱いが開始される予定で、コロンビアでのJCBカード利用は現在ATM(現金自動預け払い機)での使用に限られていますが、今回の提携で店舗でのショッピングも可能になります。
 JCBインターナショナル・ド・ブラジル社の矢沢直崇代表によると、同カードは現在世界190カ国で使用可能で、世界19カ国で現地発行を行っています。「W杯も始まり、日本からお越しの方や現地にお住いのJCBカードの会員の皆様に各種情報をお届けしていきたいと思います」と話しています。