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空軍が米国製ミサイル搭載へ

 地元メディアによると、国防省は7日、米ボーイング社のミサイル「ハープーン」(ブラジル空軍の新型偵察機「P―3」に搭載予定)購入のため米国と交渉を進めていることを明らかにしました。購入金額はミサイル16発に各部品や備品、メンテナンス、トレーニングマニュアル込みで1億6700万ドルに達する見込みです。
 インド製のミサイルは1発当たり440万ドルという価格に対し、米国製ミサイルは1発当たり約835万ドルと2倍近い価格。このため国防省は、交渉次第では購入価格を下げられるとしています。
 購入を予定している「ハープーン」ミサイルの射程範囲は125キロ以上で、弾頭の重さは221キロ、時速850キロの航行速度です。内部レーダーや全地球測位システム(GPS)、慣性航空ボックスを組み合わせてターゲットを探知します。同ミサイルは28カ国の空軍で採用されているといわれます。