地元メディアによると、交通渋滞のピーク時の1時間に浪費する時間がサンパウロ市では平均48分、リオ市では平均1時間6分だったことが判リました。渋滞度は世界ランクでリオ市が3位、サンパウロ市が7位です。オランダのカーナビゲーションシステム会社「TomTom」が調査した結果です。
この調査データは、世界169都市の主要街道のピーク時(午前7〜11時、午後6〜10時)に行われ、TomTom社の端末利用者を対象に人工衛星を使った全地球測位システム(GPS)を用いて自動車の位置や速度などの情報を匿名で収集しました。ブラジルが同調査の対象となったのは今回が初めてです。
リオ市の渋滞についてTomTom社のマルセロ・フェルナンデス氏は「リオ市は片方は山が立ちはだかり、もう片方は海が広がっているため、主要道路に抜け道が少なく交通渋滞を招きやすい」と地理的な理由を挙げています。
リオ市とサンパウロ市以外の交通渋滞の世界ランキングは1位がモスクワ(ロシア)、2位がイスタンブール(トルコ)、4位がワルシャワ(ポーランド)、5位がパレルモ(イタリア)、6位がマルセイユ(フランス)、8位がローマ(イタリア)、9位がパリ(フランス)、10位がストックホルム(スウェーデン)でした。