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空港貨物強盗で被害180万レアル

 グアルーリョスサンパウロ市)国際空港で9月29日午後9時ごろ、犯罪組織のグループが空港内の貨物ターミナルに侵入してタン・カルゴ社の積荷59個を盗み出しました。被害に遭ったタン・カルゴ社の調査によると、携帯用タブレット端末などが入った積荷59個が盗まれ、被害額は180万レアルに上ります。同社では、被害には警察と協力をしながら合理的な措置を講じていくとしています。地元メディアが報じました。
 警察の調べでは、警備会社の制服で変装した犯人2人がまず貨物ターミナル入り口に近付き、拳銃で警備員らを脅した後で他の武装した仲間8人を呼び込みました。警備員4人が人質として捕らえられ、さらに電化製品が入った箱をトラックまで運ぶよう命じたともいいます。犯行に要した時間は約30〜40分でした。
 グアルーリョス空港の管理を行うGRUエアポート社は、貨物の管理責任はすべてリースを行った会社にあると話しています。
 昨年10月、サンパウロ州カンピーナス市のビラコッポス空港(サンパウロ市から100キロ離れた空港)の貨物ターミナルでもタン・カルゴ社の積荷が同様の手口で盗まれる事件が起き、この盗難でタン・カルゴ社は電子機器など総額390万レアルの被害を受けています。
 両事件で負傷者は出ていませんが、犯人はいずれも逃走中で、捕まっていません。