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ブラジル代表の新井さんが銀メダル=国際物理オリンピック=

 各国の高校生が物理に対して興味や関心、能力を高めることを目的に毎年開催されている国際物理オリンピック第44回大会が、7月7日から15日までデンマーク王国の首都コペンハーゲンで開催され、ブラジル代表として参加したETAPA高校3年生の新井ファビオ健治さん(17、3世)が銀メダルを取りました。日系社会では新井さんの快挙に喜びを表しています。ブラジルからは新井さんのほか4人が出場し、新井さんの他に銅メダルを獲得した高校生が一人いました。
 新井さんの祖父、均さん(78)は、「とにかくうれしい。試験も難しかったが長時間なので大変だった」と健治さんは語っていたということです。父の英明さん(48、2世)は「積み重ねた苦労の結果だと思う。ほっとした」と喜んでいました。
 今大会にはブラジル、日本など世界81カ国から374人が参加。期間中、理論問題・実験問題にそれぞれ5時間をかけて挑戦したほか、開催国の文化に根ざしたさまざまな催しが行われました。
 ちなみに、今大会に出場した日本代表5人は、銀2、銅3の好成績でした。来年はカザフスタンで7月13日〜21日に開催されます。