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6月の貿易収支24億ドルの黒字

 地元での報道によると、開発商工省は1日、ブラジルの6月(20営業日)の貿易は輸出212億2700万ドル、輸入188億3300万ドルで、貿易収支は23億9400万ドルの黒字だったと発表しました。1日当たりの取引高は、輸出は昨年同月比9.7%増の10億6140万ドル(前月比2.1%増)、輸入は昨年同月比1.5%増で6月としては過去最高の9億4170万ドル(前月比6.1%減)でした。
 今年に入ってからの単月での黒字は3月、5月に次いで3回目ですが、1月の40億4000万ドル、2月の12億7900万ドル、4月の9億9500万ドルの赤字を相殺できるほどの黒字幅ではありません。
 今年上半期(1〜6月)の貿易赤字は、同時期としては過去18年間で最大の30億ドルに上っています。これについて、同省のタチアナ・プラゼーレス通商局長は、6月単月が23億ドルを超える黒字だったことから貿易収支は「回復軌道にある」としており、「2012年より小さいとはいえ、13年通年の収支は黒字になるだろう」と予想しています。同局長は、石油及び石油製品の輸出の落ち込みが今年上半期の貿易収支に影響を与えたと説明しました。