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サンパウロ市で6件目の集団強盗事件

 地元での報道によると、サンパウロ市内の高級マンションに30日、10人組の武装犯グループが侵入する集団強盗事件(arrastao)が起きました。武装犯は、偽造したリモコンを使用して高級車BMWプジョー206でマンションの駐車場から侵入したとみられています。犯人の一人はスーツを着用していました。
 市民警察組織犯罪捜査課の調べによると、犯人らはマンションの住民15人を人質に取って機械室に閉じ込め、マンション内の10室のうち少なくとも5室が強盗の被害に遭いました。被害者の一人は、総額約150万レアル分の宝石類を奪われています。
 組織犯罪捜査課のマウロ・ファチニ氏は、犯人グループが住民の日常生活のスケジュールを入念に調べてから犯行に及んだとみており、「マンション内に防犯カメラが設置されていなかったことも知っていたはず」と推測しています。犯人像については「さまざまな情報を持つ、高級マンションの集団強盗に特化した組織だ」としています。