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サンパウロ州内の各街道通行料金を10〜20%値下げ

 地元紙の報道によると、サンパウロ州のジェラルド・アルキミン知事(社会民主党=PSDB)は、州内で民営化された各街道の通行料金の値下げを決定しました。値下げ率は10〜20%の間で設定されます。イミグランテス、アンシエッタ、アニャンゲーラ、バンデイランテス、カステロ・ブランコ各街道を管理する民間企業2社が先週、この決定に合意し、別の街道を管理する民間企業との交渉も最終段階に入っています。
 街道管理企業との再契約交渉は、アルキミン知事が2010年の知事選で掲げていた公約の一つです。値下げの実施日はまだ発表されていませんが、同知事は5月中に正式に発表するとしています。
 通行料金値下げは、アルキミン政権の人気浮揚策の一環としてPSDBが立案したといわれ、電気料金やセスタ・バジカ(基礎消費財セット)の値下げなどでジルマ大統領(労働者党=PT)の政策が国民から高い評価を受けていることに刺激されたと見られています。