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強盗に狙われる日本食レストラン

 地元メディアによると、サンパウロ市南部の日本食レストラン「銭すし」が7日、3人組の強盗に襲われました。サンパウロ市内では、短時間で犯行を行う強盗事件が多発し、飲食関係を狙った強盗事件が今年に入って33件起きています。
 「銭すし」に侵入したのは武器を持った3人組で、7日未明に店内に押し入り顧客と従業員全員を床に伏せさせ、金品を強奪しました。犯行時間はわずか5分足らずで、従業員の通報により警察が到着したときは、すでに犯人は逃走した後でした。目撃者の話では、逃走に使われたのは現代自動車「i30」だったようです。
 「銭すし」では今年6月から店内の改装工事を行っていたため、警備員は路上に1人いただけで監視カメラも停止していました。ただ犯人がレジから奪った現金はわずか20レアル(約800円)に過ぎませんでした
 サンパウロ市内では11月に牛丼チェーン店「すき家」が強盗団に襲われており、顧客らが所持品を強奪されています。同店舗の50メートル先には警察署がありましたが、犯行が短時間で行われたため、このときも警察官が駆けつけたのは犯人が逃走した後でした。