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自動車ユーザーのディーラー離れ進む

 ブラジルでは自動車所有者の正規販売代理店離れが起きています。地元メディアによると、ドイツを本拠とする欧州最大の経営コンサルタント企業のローランド・ベルガーの調査で、新車購入後、メーカー保証が切れてもなお正規販売代理店へ整備や点検、修理などを依頼する所有者の割合は、ドイツでは60〜70%なのに対し、ブラジルではわずか10%にとどまっています。正規代理店を避ける理由について、ブラジルのユーザーの43%は「部品代、サービス料金が高価」としており、36%が「信頼性が低い」、33%が「サービスが不完全」、17%が「時間がかかる」、12%が「待ち時間が長く、家から遠い」、10%が「時間の融通が利かない」、9%が「保証期間の終了」を挙げています。