地元メディアによると、東北ブラジル全域と北ブラジルの一部地域で26日、大規模停電が発生しました。全国エネルギー・システム事業者は、トカンチンス州内の変電所で生じた電気回路のショートが原因としています。
停電が発生した同日午前0時ごろから約3時間後には、パルマス(トカンチンス州)、ベレン(パラー州)、サンルイス(マラニョン州)、テレジナ(ピアウイ州)、フォルタレーザ(セアラー州)、ナタル(リオ・グランデ・ド・ノルテ州)、ジョアン・ペソア(パライバ州)、レシフェ(ペルナンブコ州)、サルバドール(バイア州)の9都市で電力が復旧しました。
東北ブラジル地域では今年9月22日にも大規模停電が発生し、合計6州で約25分間停電しています。鉱山動力省は「先月から相次いでいる停電は極めて異常な事態で、偶然とは考えにくい。ブラジルの電力システムの安定性は世界でも高く評価されているが、一連の大停電で信頼を失った」とコメントしました。