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動き始めたブラジル日本福祉協会の次期会長選

 ブラジル日系社会の総本山ともいわれるブラジル日本文化福祉協会の次期会長を巡る動きが、水面下で蠢き始めています。来年4月で任期が切れる木多喜八郎会長が次回の会長選挙に立候補をしないと明らかにしためです。木多会長はサンパウロ新聞に「これ以上続けることはできない。後継者を探している」と明言しており、今期で勇退することが確実視されます。木多会長の胸中にはすでに意中の人がおり、年末までに説得した上で次期会長候補者を明らかにしたい考えです。
 木多会長の意中の候補者は、第1副会長の山下譲二氏と言われます。同氏は長年文協の役員として文協活動にかかわり、木多会長の「懐刀」として同会長を補佐してきました。執行部だけではなく周囲でも山下氏を推す声が少なくありません。上原幸啓前会長が引退する時、会長候補として名前が挙がりましたが、その時は地下鉄公団の技師としての仕事が忙しいと固辞しました。
 今回の木多会長の打診に山下氏は、前回と同じ理由で固辞しているといわれ、説得には難航が予想されます。木多会長は「山下さんが適任で、諦めるつもりはない」と周囲に語っており、説得を続けています。山下氏の女房役としてはサンタンデール銀行取締役として日系社会の支援を続けてきた、清水潔オリジオ氏の名前が浮上しています。
 木多会長は清水氏とも接触を持っているようで、「協力してもらえる感触はある」と、こちらは説得に自信を持っているといいます。木多会長は次期文協内閣には山下会長、清水第1副会長コンビを描いていると思われます。両氏とも日本語にも堪能で、周囲では、これからの日系社会を背負っていくのに有為な人材と木多会長の説得に期待を寄せています。