中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

レストランでの濃厚キスにマッタ!

 地元紙によると、カンピーナス市(サンパウロ州)のレストランやバールで、店内での恋人同士による「目に余る濃厚なキスはご遠慮いただきたい」と注意する店があり、話題になっています。ブラジル人に限らず外国人は、夫婦、恋人同士が人前で殊更のようにベタベタイチャイチャと見せつけるようなキスをします。店内で、儀礼的な挨拶程度のキスに止まらず、愛撫ともいえるヘビーなものは「ご家庭でどうぞ」というわけなのですが、これには賛否両論があるようです。
 ロマンチックな雰囲気を楽しんでいる若いカップルに、ウエーターが小さなハートマークが描かれたカードを手渡すバールでは、「お二人が互いに愛情を示し合うことで、店内に良い雰囲気を醸し出していただき感謝しております。節度ある愛情表現による、他のお客様へのご配慮をお願い申し上げます」という注意書きがしてあるとか。
 こうした店のやり方に、俳優のアレシャンドレ・カエターノ(40)は、「2人で軽いキスをしながら生ビールを注文した。ウエーターが何も言わずにカードを置いて去っていったので、何か良い内容が書かれていると期待したが、読んでみたら非常に辱められた思いにさせられた」とご機嫌斜め。
 店側は、「カップルが椅子を引き寄せて座り、互いの体を愛撫し始めるなど過剰な行為に及んだ時にのみ講じている」と他の客への配慮を強調します。
 まず日本ではお目にかかれない客対店のトラブルですが、さて読者諸氏はどちらに軍配?