中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

ブラジルで流行る新スタイルの結婚準備

 ブラジルでは、結婚を直前に控えた男女の間でウェブサイトを公開することが流行しています。このウエディングサイトで遠方の招待客にホテルの案内をしたり、新郎新婦2人が交際を始めたきっかけや仲人のプロフィールを紹介したり、思い出の音楽や写真なども共有できるようになっています。招待客はサイト上にコメントを投稿できるため、利用価値が高いようです。
 昨年11月に結婚したロビソン・フェルナンデスさん(39)夫妻は、ウエディングサイト内で結婚準備の様子を掲載しました。新婦のアデルシーさんは「私は幸せだということを表現する一つの方法だったわ」と振り返ります。
 ブラジルで同サービスを専門的に提供する「iCasei」社は、経営者自身の結婚時にウエディングサイトを立ち上げて好評だったため、事業展開に踏み切りました。主なサービス内容は、サイト作成に必要な様々なレイアウト、音楽や写真、「セーブ・ザ・デート」と呼ばれる招待客への案内状、バーチャルプレゼントリストのアップロードなどで、料金は最高240レアル(約1万円)です。
 このサービスで最も人気のあるのが、バーチャルプレゼントリスト。招待客は、実際には存在しないプレゼントに対して費用を支払い、新郎新婦はそのプレゼントの代金を現金で受け取る、というサービスです。