半導体大手のルネサスエレクトロニクス（赤尾泰社長、本社／東京都）は、同社の販売会社であるルネサスエレクトロニクス・アメリカ（本社／米カリフォルニア州）の子会社として「ルネサスエレクトロニクス・ブラジル・サービス」をサンパウロ市に設立、７日に営業を開始したと発表しました。新会社は同地域を対象にマーケティング活動、顧客への技術サポート活動や半導体商社などへの技術教育を実施すると同時に、南米市場におけるルネサスの拡販活動を強化しシェア拡大を図るほか、将来的には同社半導体製品を搭載したソリューションの試作や量産を希望する当地の顧客と共同してデザインハウス、ＥＭＳ（生産受託会社)、大学、研究機関などの設計資産を活用できる環境を構築する予定です。
ルネサス社は、日系や欧米系メーカーの進出に加え、自動車関連、産業機器、民生機器分野を中心に地場メーカーの成長が著しく、高い成長が見込まれているブラジル半導体市場に、過去10年以上にわたってルネサス・アメリカ社を通じて拡販活動を展開してきました。
