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バイア州の軍警ストでカーニバルに影

 地元メディアによると、バイア州軍警察と同州政府との間で7日、スト解決に向け16時間にわたる会談が行われましたが、給料調整などの交渉が難航、物別れに終わり、ストライキが続行されることになりました。バイア州旅行代理店協会は、ストの影響で治安の悪化が深刻化し、カーニバル期間中の旅行ツアーの10%がキャンセルされたと語っています。
 軍警と州政府との間で続けられている交渉は、組合員らに対する恩赦の制定とボーナスの支払い日程をめぐって暗礁に乗り上げています。同州のジャケス・ワグネル知事は「スト参加者の恩赦は検討していない」とコメントしています。
 バイア州政府は警察勤務手当の給付に対しては同意、ただ手当の一部を今年11月に支払い、残りは2014年になってから給付するとしています。これに対して警察官組合は、今年3月に1回目の支払いを行うよう要求、州政府の姿勢に反発しています。

都市部の治安が悪化

 サルバドール都市圏では軍警のスト開始以降、殺人事件や略奪事件が続出しており、7日までに120人以上が殺害されました。一日当たり平均15人という殺人事件の発生で、この数字は昨年の2倍以上です。バイア州旅行代理店協会のペドロ・ガルボン会長は「治安悪化が影響し、ツアーの予約キャンセルや旅行先の変更申請が殺到している」と困惑の表情。「バイア州政府がカーニバルを中止させる可能性は少ないが、観光客の減少は免れないだろう」と早期解決を心待ちにしています。