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銀行を標的にハッカー集団がサイバー攻撃

 地元メディアの報道によると、ブラジル銀行のウェブサイトが国際的なハッカー集団「アノニマス」にサイバー攻撃を受けました。同ハッカー集団はツイッター上で、ブラジル銀行のサイトに対して行った攻撃が成功裏に終わったことを宣言し、犯行声明のビデオを公開しました。このサイバー攻撃により、1,2日にはブラジル銀行サイトへのアクセスが出来なくなりました。銀行側は、「サイトへのアクセスが集中したため、一部の地域でサーバーダウンを引き起こした」とコメントしています。
 今回のサイバー攻撃は、ハッカー集団による一連の事件との関連性が強いとみられています。ブラジル銀行への攻撃に先立ち、ブラデスコ銀行、イタウ銀行のサイトが数分間ダウンする事故がありました。イタウ銀行はサイトへのアクセス不可を確認したものの、問題の原因はまだ報告されていません。ブラデスコ銀行も「普段よりアクセスが集中したため接続が断続的に途切れたが、サーバーのダウンには至らなかった」と報告しています。
 ハッカー集団「アノニマス」はツイッター上で、今回の攻撃が汚職や不正に対する抗議であることを表明すると同時に、今後1週間にわたり少なくとも12時間、インターネットバンキングのサービスを停止させると予告しています。ハッカー集団の攻撃方法は「DDoS(分散型サービス拒否)」と呼ばれるもので、サイトを管理するサーバーに対して過剰な負荷をかけてサイバーをダウンさせる方法です。
 コンピューター・セキュリティーの専門家によれば、サイバーに保存されているデータ自体が損なわれる危険性は低いものの、今回のサイバー攻撃が別の形の攻撃方法を試すためのものであったり、攻撃の対象となるサイバーへの侵入方法を確認するための手段ともなるため、監視を続ける必要があると警告しています。