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住宅ローン30%増の見込み

 サンパウロ州土建業者組合が発表したところによると、2011年の住宅ローンは昨年の900億レアルを30%上回る1170億レアルに、12年には1521億レアルに達する見通しです。ブラジル国内の各メディアによると、ジェツリオ・バルガス財団のコンサルタント、アナ・マリア・カステロ氏はこの発表に「建設部門における変化と進化を示す意味のある飛躍」と解説しています。
 今年の住宅ローン全体の69.2%に当たる810億レアルはブラジル貯蓄貸付システムによるもので、12年についても1070億レアルがブラジル貯蓄貸付システムによって提供されるとみられています。退職金積立制度である勤続期間保障基金の利用も増加しており、11年は360億レアル、12年には450億レアルが見込まれています。