ＶＩＳＡカードの調査を元にサンパウロ州商業連盟が発表したところによると、ブラジル人が海外での買い物などで支出した額（2010年）は、ＶＩＳＡカード利用者だけで48億ドルに達しています。この額は前年度に比べ58％増。逆にブラジルを訪問した外国人がブラジルで消費した額は21億ドルで、海外で使用した額の半分以下です。
サンパウロ州商業連盟観光・ビジネス評議会のジェアニネ・ピレス会長によると、昨年外国旅行をしたブラジル人は450万人で、ブラジルを訪れた外国人の数520万人を下回っているにもかかわらず、海外でのブラジル人の支出が、国内における外国人の消費額を上回っていました。
サンパウロ州商業連盟の発表では、ブラジル人が外国で最も多く支出したのは「買い物」でした。買い物の中では電気製品が最も多く、買い物をした場所はデパート、次いでスポーツ用品店となっています。
