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サンパウロ州で日系人男性が射殺される

 各メディアによると、サンパウロ州バレットス市在住のダニーロロドリゴ・オカツカさん(28)が20日午前、頭部に2発の銃弾を受け死亡しました。家族の話は、同氏は同性愛者で、その偏見から殺害された可能性がある、と話しています。
 ダニーロさんに同行していた美容師のドニゼッテ・ジョゼー・デ・ソウザさんも銃弾を受け、一命をとりとめてはいますが、現在は同市の病院に入院、予断を許さない状態が続いています。
 警察によると事件当時、ダニーロさんとドニゼッテさんはバレットス市工業地区のエリオ・ブランドン・ビジガル大通りとベルミロ・ジョゼー・アンドラーデ街の交差点で停車していました。ドニゼッテさんが運転する自動車には同氏の招待した他の男性2人が同乗しており、この2人が車内で発砲、銃撃した可能性が高いと見ています。
 銃弾を受けたダニーロさんは車外へ脱出、約100メートルほど逃げたものの力尽き、フェンスに寄りかかって死亡していました。
 自動車の側面部に倒れていたドニゼッテさんは2時間後、緊急医療サービスに救出されました。救出時にはまだ意識があり、自身とダニーロさんの他に、男性2人が事件現場にいたことを供述しています。
 バレットス市の一般捜査警察署は、被害者が同性愛者だったことから恋愛がらみの殺人という見方と、携帯電話が紛失していることから強盗殺人という両面から捜査をしています。

被害者の妻子は日本在住

 ダニーロさんの従兄弟のラファエル・エズアルド・ペレイラさんは、サンパウロ新聞の取材に、「ダニーロには日本で暮らしている5歳の娘とその母親がいる。彼の夢はお金を 貯めてもう一度日本で暮らすことだった」と答えています。ダニーロさんと同居している家族はテレビのニュースで事件を知ったそうです。
 母親のクリスチーナ・ケミアケさんは「ダニーロは敵を作るような性格ではなく、友達がたくさんいた。ブラジルでは同性愛者に対する偏見が強く、それによる事件も少なくありません。常日頃から注意するように言っていたのに」と嘆いています。