各メディアによると、サンパウロ州バレットス市在住のダニーロ・ロドリゴ・オカツカさん(28)が20日午前、頭部に2発の銃弾を受け死亡しました。家族の話は、同氏は同性愛者で、その偏見から殺害された可能性がある、と話しています。
ダニーロさんに同行していた美容師のドニゼッテ・ジョゼー・デ・ソウザさんも銃弾を受け、一命をとりとめてはいますが、現在は同市の病院に入院、予断を許さない状態が続いています。
警察によると事件当時、ダニーロさんとドニゼッテさんはバレットス市工業地区のエリオ・ブランドン・ビジガル大通りとベルミロ・ジョゼー・アンドラーデ街の交差点で停車していました。ドニゼッテさんが運転する自動車には同氏の招待した他の男性2人が同乗しており、この2人が車内で発砲、銃撃した可能性が高いと見ています。
銃弾を受けたダニーロさんは車外へ脱出、約100メートルほど逃げたものの力尽き、フェンスに寄りかかって死亡していました。
自動車の側面部に倒れていたドニゼッテさんは2時間後、緊急医療サービスに救出されました。救出時にはまだ意識があり、自身とダニーロさんの他に、男性2人が事件現場にいたことを供述しています。
バレットス市の一般捜査警察署は、被害者が同性愛者だったことから恋愛がらみの殺人という見方と、携帯電話が紛失していることから強盗殺人という両面から捜査をしています。