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日本・ブラジル社会保障協定、両国で可決

 日本・ブラジル両政府が2004年から話し合っていた日本・ブラジル社会保障協定が7日、ブラジル下院本会議で可決されました。上院本会議で可決後、来年早々にも実施される見通しです。すでに日本では5月20日に衆参両院で議決されており、ブラジルでの可決を待つ状態でした。
 先月ブラジルを訪問した松本剛明外務大臣が30日、ブラジルのアントニオ・パトリオッタ外務大臣と会談した席上、同協定についてブラジル側でも承認され「早期発効を期待する」と述べ、パトリオッタ外相も「日本在住のブラジル人も高い関心を持っている。短期間での発効を実現できるように努力したい」と話ししていました。
 同協定が発効すれば、デカセギたちが日本で掛けた国民年金をブラジルでの年金に移行継続できるようになります。