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サンパウロ市議会、新税金案を承認

 サンパウロ市議会はさきごろ、固定資産税(IPTU)の比例化とノッタ・フィスカル・パウリスターナ、その他税金に関する法令(カサビ市長の税金パッケージ案)を承認しました。投票に参加した43市議のうち33人が賛成票を投じ、議決に必要な28票を上回りました。しかし、賛成票を投じた市議の中には、第2回投票に向けて項目変更の希望が出されています。
 固定資産税の比例化により、家屋の建設や改修、増築の際にすぐに税金を徴収することが可能になります。固定資産税は1966年以来、毎年1月1日の不動産の状況を基本にして計算され、その年の増改築による課税は、次年度に持ち越されていました。
 ノッタ・フィスカル・パウリスターナでは、納税者がサービス税による税金を支払う際に、請求書に納税者番号を含めると、支払った税金の30%までが返還されます。