治安に問題があるブラジルらしく、車を防弾仕様に改造する業界が活気を帯びています。ブラジル防弾改造協会によると、2010年に改造された自動車の合計数は、約7千台になると予測しています。改造される自動車の大半は大型車で、そのうちの88%はサンパウロ州とオ州の車といいます。ブラジルは世界でも防弾仕様に改造した車が多い国ということです。
同協会の話では、顧客の70%が実業家で、車種はトヨタ・カローラが一番多く、次にシボレー・キャプチバ、ヒュンダイ・ベラクルス、ランドローバー・フリーランダーなどです。今は多いのは大型車ですが、改造は小型車でも可能ということです。防弾への改造は4段階あります。一番人気の段階3Aは44ミリ口径銃や、短機関銃まで防弾する強力な防弾ガラスが装着されます。