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「母の日」商戦、過去9年で最高の売上げ

 今年の「母の日」直前の2〜8日におけるブラジル国内の小売店の売上げは、前年比で12.4%増加し、金融情報を扱うセラザ・エスペリアン社が調査を開始した2003年以来、最大の伸び率を見せました。政府の金利政策や融資基準の引き上げによる消費沈静化のもくろみも、この売行きを食い止めるには至らなかったようです。同社によると今年の母の日の売り上げは、今月上旬に小売店経営者を対象に実施されたアンケートによる9.9%増という予想売上げ値を上回っています。
 サンパウロ市内の売上げもサンパウロ商業会による予測値をも上回りました。母の日の週の分割払いによる販売は前年比7.2%増で、小切手での支払いは同10.2%増になっています。全体の売上げ予想は7%増程度と思われていましたが、実際は8.7%の増加になりました。