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ブラジル労働者党前財務担当、政界復帰へ

 地元紙の報道では、ブラジル労働者党の理事会は、メンサロン汚職問題に関わっていたとの疑いで政界から追放されていた同党の前財務担当者、デルービオ・ソアレス氏の同党への復帰を承認しました。
 ソアレス氏の復帰に賛成票を投じたのは、リカルド・ベルゾイニ元党首、ビルジーリオ・ギマラエンス下議、2006年に下院ビルに乱入した「土地なし農民開放運動」の指揮を執ったブルーノ・マラニョン氏らで賛成60票、反対15票で承認されたものです。
 ブラジル労働者党の新党首を務めるルイ・ファルコン党首は、「党内の大多数の意見は、ソアレス氏が自分の犯した過ちの償いをしたというものだ」と語り、ソアレス氏が政界に復帰しても党のイメージを傷つけることはないとしています。