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砂糖キビ精製ディーゼル燃料で走行テスト

 サンパウロ市では今年中旬から、従来の石油精製ディーゼルオイル(軽油)に10%砂糖キビ精製ディーゼルオイルを混入した燃料で、バスの走行テストを行います。CO2排出量を抑制するためで、これまでの混合オイルのテスト結果では、平均30%のCO2排出量削減に成功しています。砂糖キビからディーゼルオイルの生成に成功した企業「アミリス」の役員、アジルソン・リエビシュ氏は「CO2排出量が40%削減に近づいたこともある」と語っています。
 これまでの走行テストは、10%の砂糖キビ精製ディーゼルオイル、5%のバイオディーゼル(ヒマ油、大豆など)、そして85%の従来ディーゼルオイルを混合した3台のバスで半年間にわたり実施されました。比較のために従来の石油精製ディーゼルオイルに5%のバイオディーゼルを混合した同じ車両のバスも使用、同条件で走行しました。メルセデス・ベンツのエンジン開発部ジルベルト・レアル部長はテスト結果について、「ほとんど違いを感じなかった。燃費も変わらず性能的にも変わらない」と語っています。
 サンタ・ビリジダ交通のイタマル・ドス・サントス氏は、同社がこのプロジェクトを継続していくために、「砂糖キビ精製ディーゼルオイルで運行する250台のバスの導入を交渉中だ」としています。砂糖キビが供給制限されていることについて前出のリエビシュ氏は「砂糖キビ精製ディーゼルオイルはエタノールよりも効率が良いため障害にはならない」と説明しました。