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カンピーナスで日本人駐在員が強盗被害

 日系企業駐在員と出張者が12日夜、サンパウロ州カンピーナス市の路上(カンブイ近辺)で強盗被害にあった上、頭部・腹部・顔面に全治1週間のけがを負ったとして、ブラジル日本商工会議所事務局(平田藤義事務局長)が注意を呼びかけています。同会議所に寄せられた被害報告は次の通りです。
 カンピーナスのドン・ペドロ公園ショッピングセンターで食事後の午後7時半すぎ、出張者を社用車でホテルへ送り届ける途中、片側3車線で交通量の多い交差点に差しかかり、赤信号のため中央車線の先頭で停車したところ、左横に並んだ車両に乗っていた3人のうちの2人が駐在員らが乗る車両に乗り込み、駐在員に銃を向けて殴りつけました。その後犯人は、出張者を助手席に残したまま駐在員を後部座席に移し、犯人の1人が運転して約30分走行し、駐在員と出張者を民家で監禁。被害者は2人とも靴を脱がされ、駐在員はさらに上半身の衣服を剥ぎ取られました。約10分間監禁している間に犯人らは被害者らの所持品を物色し、カードの暗証番号を聞き出した。その後再び被害者らを車に乗せ、人気のない所で降車させ、社用車で逃走しました。被害者らは近隣にあった企業の守衛所に助けを求め、会社へ連絡したものです。
 被害品は社用車、財布(現金1700レアル)、キャッシュカード、携帯電話4台、時計2個、靴2足、ノートパソコン1台、ポータブルハードディスク1台、衣類、デジカメ、パスポート、メガネ、カバン(文具一式)。犯人はいずれも黒褐色の男3人で、20代と思われるということです。