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リオの学校で銃乱射 児童ら12人が犠牲

 フォーリャ紙の報道によると、7日、リオ市西部レアレンゴ地区のタッソ・ダ・シルベイラ市立校に元生徒の男性が侵入、所持していた銃を乱射して児童12人を殺害、17人を負傷させる事件が起きました。犯人の男性は、同校の元生徒ウェリントン・メネゼス・デ・オリベイラ容疑者(24)で、「講義をする予定になっている」と言って校内に侵入した後、教室へと向かい児童に発砲したものです。
 通報により警察官が駆けつけたとき、児童らは4階の教室に閉じ込められた状態でした。犯人は警察官に銃口を向けたため、警察官は犯人の腹部を狙って銃撃、同時に銃を手放すよう説得を続けました。しかし犯人は説得に応じることなく、自らの銃で頭部を撃ち抜いて自殺したということです。
 リオ市役所によると同校へは9〜14歳(4〜9年生)までの児童が通っており、合計999人の生徒数のうち、400人は午前中に通学しています。
 軍警察によると、犯人は2丁のリボルバー拳銃と手紙を所持していましたが、犯行の詳しい動機などについては、未だ不明ということです。