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生徒減少に悩む公立大学

 最新の高等教育国勢調査によると、サンパウロ州内の公立大学が学生数の減少に悩んでいます。2009年度は56.7%(1万3千人分)の定員割れがありました。人口の少ない町では私立大学の学科が増え、教育レベルの低下が叫ばれている公立大学を敬遠する学生が多いと見られています。
 私立大学は市からの資金援助もあり、人口3万〜10万人の都市では1年間に生徒1千人分の新規講座を新設しています。人口3万5千人のサン・マヌエル市の公立大学では、昨年320人の学生を募集しましたが、集まったのは74人でした。教育委員長のマルセロ・アウグスト・トッティ氏は「応募者が少なかったのは私立大学の拡大が原因」と語っています。現在サン・マヌエル市には大学が3校あります。1982年に創立したサン・マヌエル市の公立大学では、私立校の出現により90年代後半から定員割れが見られるようになっていました。