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福島原発事故、ブラジルにも激震

 福島第一原発事故は、ブラジルの原発政策にも影響を与えています。地元紙の報道によると、原子力発電所「アングラ3」などの建設計画を持つブラジルでも今回の事故に強い関心を示しています。ブラジルはルーラ前大統領時代にアングラ3発電所の建設を決定すると同時に、東北ブラジル2か所、南東ブラジル2か所で原子力発電所の建設を計画しています。ところが、日本の福島第一原発1号機から4号機の事故を見てブラジル政府は、「安全大国」日本での惨事に、関係部局が大きな迷走を始めています。
 国家核エネルギー委員会のオダイール・ゴンサルベス理事長は「日本の原子力発電所の事故を見ると、ブラジルの建設計画も見直す必要がある」と示唆し、「原子力発電所の安全問題について、再度議論をする必要がある」とコメントしました。
 しかし、ゴンサルベス理事長は「建設計画をストップさせるのではなく、あくまでも建設推進を前提にした話し合い」だと強調しています。
 鉱業・エネルギー省傘下のエネルギー政策公社によると、ブラジルの原子力発電所建設計画は19年後の2030年に操業開始を目指しています。